第11回起業塾『新しいビジネスの提案とディスカッション』1
起業するにあたって最も重要な要素:
1. ポジティブから考え、ネガティブを考える
2. まずやってみる
3. ジグソーパズルを組み立てる
荻野会長からの起業塾メンバーへの起業アイディア提案:
アイディア① おふくろの味をコンセプトとした小型居酒屋
目標年間売上高:15億円(1億HKD)
年間税引後利益:1億円
予想PER: 8-10x
目標達成日:5年後
予想必要初期費用:1,500,000HKD
5年後の展開店舗数:3-4店舗
展開地:香港
客層:日本人中心で、2割が香港人・中国人
料理のイメージ:
- 日本酒のショットバー
- 大皿料理(酒の肴等)
- 飲み物は生ビール、焼酎、日本酒。以上。
お店の詳細:
- シェフがいらないレストランを作る(人件費に対する対策)
- おばんざいの様にカウンターの上に料理が並んでる(大皿料理をすることによりシェフに頼らない店づくり)
- 立ち食いコンセプト等を取り入れ早く帰れる雰囲気を演出(店内の回転率をあげる)→イギリスのパブをイメージ
- 味付けはおふくろの味にこだわる(みんなが欲している料理で、作るのが比較的簡単)
- 笑顔が多いお店造り(笑顔のコストはいつもゼロ)
ビジネス戦略:
- 3 - 4店舗を開店後、フランチャイス展開
アイディア② 日本で展開するチキンライス店(エスニック料理)
目標年間売上高:30億円
年間税引後利益:2億円
予想PER:15x
目標時価総額:30億円
目標達成日:5年後
予想必要初期費用:4,000,000HKD
展開地:日本
料理のイメージ:
- シンガポールのチキンライス(蒸し・ロースト)+ソース3種類
- スープ
- ビール
お店の詳細:
- 店舗は比較的大型店舗
- 夜はビール付きのセット価格で1000円
- 東南アジアのエスニックスイーツを提供。日替わりデザート等
- 重要なポイントは、肉切職人の技。(シンガポールのチキンライスチェーン店のオーナーにチキンライスを提供する上で重要な事を聞いた所、カッター(肉切)が最も重要であるとコメントがあった)
ビジネス戦略:
- チキンライスはどんな人にもウケが良く、且つ毎日食べていても飽きない。また調理も難しくない。
- シンガポールのチキンライスチェーンのフランチャイズはしない。(フランチャイズするほどの価値がないと見受けられる)
- 将来的にチェーン展開した場合は、セントラルキッチンの設置も検討
- どこの価格帯と競合するのか?吉野家、松屋などといった大衆牛丼チェーンと競合するのか?それともハイクラスを目指すのか?
- 競合に勝つために、最も重要なのは食材面での圧倒的強み
- チキンライス専門店にするのか?他の料理も取り入れるか?(複数のメニューがあると運営が大変)
参画方法:
- 口最低50,000HKDからとし、プロジェクトの株式を保有。
- 出資のみの参画は受け付けず、立ち上げ・運営にあたり役割を担当
- 参画したら、5年間全員で必死に注力し、立ち上げを行う。
(文責:香港和僑会、執筆:香港和僑会会員 吉田隆乃介さん)