【開催報告】2023年6月27日(火)第196回香港和僑会定例会・香港の老舗映画会社「サロン・フィルムズ」見学会+講演会『作り手たちから見たこれからの香港映画ビジネス』
「サロン・フィルムズ」は1959年創業、香港に本社を置き、中国、日本、シンガポール、マレーシアに支店を持つ総合映像プロダクション会社です。ハリウッド映画『スージー・ウォンの世界』の製作を皮切りに活動をスタートさせ、以降、映画、ドラマ、ドキュメンタリーからテレビCM、企業用動画まで、様々なプロジェクトの企画・開発、撮影オペレーションをサポートされてこられました。
今回、数多くの香港映画やハリウッド映画に機材提供を行ってこられた「サロン・フィルムズ」さんにお邪魔し、香港に2台しかない撮影用クレーンの実演を含め、本社スタジオ、機材庫、修理工房などを見学させて頂きました。見学会後は、『作り手たちから見たこれからの香港映画ビジネス』と題した講演を頂き、2020年以降の香港映画界を取り巻く状況の振り返りとアフターコロナ時代の映画ビジネスの行方について展望頂きました。会場には在香港日本国総領事館の岡田大使もご臨席され、香港映画好きの皆さんが大勢集まり、和やかな懇親の場となりました。
【講演者プロフィール1】
汪アンドリュー(わん・あんどりゅー)
1975年、米国生まれ。Salon Films (H.K.) Ltd. Director。サロン・フィルムズ・ジャパン株式会社代表取締役社長。 小中時代は香港日本人学校に在学。慶應義塾大学大学院修了後、17年間の日本航空株式会社勤務を経て、香港に移住。前職では空港業務、客室乗務員を経験後、Web販売部、客室本部にてイノベーション施策に取り組んだ。現職では、小説の映像化権を取得するなど、IP(知的財産)ビジネスへの取組みを新たにスタート。
【講演者プロフィール2】
汪江美子(わん・えみこ)
1977年、大阪生まれ。サロン・フィルムズ・ジャパン株式会社営業マーケティング部長。慶應義塾大学大学院修了後、15年半にわたる日本・東京商工会議所勤務を経て、2019年来港。2020年より現職。香港本社を拠点に日本支社における事業を統括。NPO法人日本香港協会広報委員。生活情報ウェブマガジン『Hong Kong LEI』内のコラム「数字からみる香港の風景-Emi in HK」連載中。
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